メルカリ読書法

新刊を読んで時代の流れを掴みたい。 でも新刊をその都度買う財力はない。

それに、本を何度も読み返す癖はなく、家に置いたままの状態になっている本が多いし、ブックオフに売りに行っても数百円にしかならずメリットが少ない。

私はこのように感じて、メルカリを最大限に活かした読書法を考えた。


まずメルカリの人気ランキングを見る。ここで、下記に当てはまる本を探す。

  • 人気が高いこと
  • 在庫数が1以下であること
  • 内容に興味があって売れ残ったとしても満足がいくこと

2018/01/11現在であれば、お金2.0やアフターBitcoinが適していて、読んでからすぐに出品し、売買に成功した。

これらの特徴は、買ってもすぐ売れる見込みがあることを示している。人気が高くても在庫数が豊富であれば、自分が販売しようとした時には売れる見込みが少なくなってしまうし、在庫数が少なくても人気がなければ、売れる見込みは少ない。

ただ、比較的に発刊日が古い、「メイカーズのエコシステム」は出品後数十秒で売れた経験もあるので、一概には言い切れないようだが、販売することで手元に残すリスクをへらしたいのであれば、出来るだけ新しい本を購入する方が無難だ。

例えば、「社会人3年目に読む本」、はブックオフで100円で売っていたがメルカリで600円程度で流れていたので購入して出品したが、数週間経っても売れ残ったままである。これは、人気のない本であることを意味していると思う。私としても心に響く本ではないのであまり手元に残したくないのだが、それは購入する側にとっても同じ心理が働くということだろう。売れ残ったとしても自分なりに納得がいくことが必要だ。


条件を満たした本を購入後、手元に本が届いたら、まず出品する。私の場合は1~2日中に出品することを約束する。これには2つのメリットが存在する。1つ目は、自分が一読することでの本の痛みを写真に載せないことが出来ること。2つ目は、本を読み切る期限が出来ることだ。

本の状態は、メルカリ上の信頼関係をそこなわないためにも、丁寧に使うべきなのは自明だが、少しでも綺麗な状態で出品した方が良い。

また、出品してすぐに購入があれば、自分は発送までに読まざるを得ない。本を早く読むモチベーションになる。新刊はどうもゆっくり大事に読みたくなってしまうが、出品を考えて購入した本なのであれば、まず出品してから読んだ方がいい。内容を忘れないように、メモはとるようにしている。結果的に、購入した場合よりも効率よく内容を吸収できることは多い。

こういった売買方法を実践することで、最新刊を定価の30%程度で読むことが出来る計算になる。中古で購入し、ほぼ同じ値段、場合によっては少し高い値段で市場に流すことによって、販売手数料の10%、配送料の200円弱、梱包代の数十円で読むことが出来る。

書店で新刊を購入する場合では、中古と新品の差分が20%程度あるので、その分の支払いは発生するが、いずれにしてもかなり割安で読むことが出来る。

この方法は、株式投資の経験に由来している。本を資産として購入するはずなのだが、本棚に置いているだけで一向に資産価値は回収されない。新しい本は綺麗な状態でとっておきたいことも多く、あまり読み返されない。ならばいっそ手放した方が損は少ない。

この方法では少なく見積もっても、本を1/2の代金で読めて、効率は2倍以上になるため、トータルで4倍以上のリターンが見込める。

この方法を活用して、今年も年間の目標である100冊を読みたい。