Lattice Diamondの環境を立ち上げる

前回に引き続き、Fipsyと呼ばれるFPGAボードの環境立ち上げに取り組んだ。

masterkoda.hatenablog.com

まずはFPGAに書き込むプログラムのコンパイル、論理合成(ソフトウェアをハードウェアに落とし込む作業)を実行することができる、プラットフォームをダウンロードする。LatticeのページからソフトウェアダウンロードページにGo。

www.latticesemi.com

f:id:MasterKoda:20180813083845p:plain

Windows版ダウンロードページに移動。 f:id:MasterKoda:20180813083850p:plain

一番上のLattice Diamondをクリックしてダウンロード。 1GBあるからちょっと注意。 f:id:MasterKoda:20180813083856p:plain

ダウンロードあとはライセンシングが必要。 Fipsyで使われているMO2の場合はFreeでいける。 f:id:MasterKoda:20180813084312p:plain

IPアドレス取得して登録する。 コントロールパネルから物理アドレスの取得方法

https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=011954

Diamondをダウンロード後はひたすらNextを押す。途中、選択式でダウンロードするソフトを選ぶ画面にぶち当たるが、Active HDLはファイルサイズ大きく、多分使わないのでダウンロードせず、それ以外をダウンロードした。

数GBのデータを2回ぐらいダウンロードするので、結構時間かかる。有線環境があればそれでやるのが良い。

downloadが終わったら、license fileを所定の場所に置く必要あり。

取得したライセンスは「C:\flexlm」に入れないと認識されない。 自分でフォルダを作らなければならないというめんどささ。 おそらくオリジナルなPathに変更できるが、うまくいかなかったので指定のフォルダを作成してしまった。

コンパイルをする前に、製品名を入力する必要性があるが、その際は下記の型番を入力する。 LCMXO2-256HC-4SG32C

一旦、ここまで。

DIY向けFPGAブレークアウトボード「Fipsy」を入手した

FPGAを使ったプロトタイピングでArduino的立ち位置を目指すFipsy

fabcross.jp

キックスターターで40万円ぐらいを目標に立ち上げられたプロジェクトに某師匠が応募してアメリカより取り寄せてくださり、実物を確認。

めっちゃ小さくて感動。 ArduinoとFipsyの大きさを比較すれば一目瞭然。

ArduinoやRapsbbary Piを使って書き込む環境も用意されている。

ArduinoPythonの環境も構築しなければならず苦戦中だが、環境が立ち上がってしまえば、それこそArduinoと同じように簡単なプロトタイピングができるようになりそう。FPGAであるがゆえにマイクロ秒の単位で制御可能なので、IoTの分野で活躍を見せるかもしれない!


下記は開発環境を立ち上げの備忘録。

Mocoのトップページ

Fipsy FPGA Breakout Board – MoCo Makers

ラズパイ使った環境の立ち上げ

Basic Setup of the Fipsy FPGA – MoCo Makers

Arduino使ったSPI書き込み環境の立ち上げ

Arduino Programmer for Fipsy – MoCo Makers

GitHubのサンプルコードダウンロードページ

github.com

他の人の体験記

nahitafu.cocolog-nifty.com

ArduinoのDriver初期設定解決法

http://C:\Users\kodate-naoto\Documents\arduino-1.8.5-windows\arduino-1.8.5\drivers

パイソンのダウンロード

www.python.jp

どっちをダウンロードすれば良いかわからない


Download files Download the file for your platform. If you're not sure which to choose, learn more about installing packages.

Filename, size & hash SHA256 hash help File type Python version Upload date pyserial-3.4-py2.py3-none-any.whl (193.7 kB) Copy SHA256 hash SHA256 Wheel py2.py3 Jul 23, 2017 pyserial-3.4.tar.gz (151.7 kB) Copy SHA256 hash SHA256 Source None Jul 23, 2017


結局、2つともダウンロード。

プラットフォーム

Latice FPGA書き込みプラットフォームは「Latice Diamond」という名前。 とにかく始める秋月XO2ボード - shantery.co.jp/dswiki


たぶんArduinoにプログラムを書き込むことはできたので、次のステップではいよいよ回路を組んでFipsyに書き込む!

シリコンバレーで使われていた英語

「日本の学校英語と実際に使われている英語は違う」という声を頻繁に耳にするが、少なくとも私の経験上その通りで、習っていても使わない言葉、習っていなくても使う言葉は山ほどある。備忘録として下記に記しておきたいと思う。

体験としては、シリコンバレーのエンジニアとの会話がベースになるが、そもそも多民族国家アメリカにおいて、場所は考慮してもあまり意味はないかもしれない。UKの英語とは明確に違うようなので、その点だけ留意いただければと思う。


自己紹介

×: My name is〜
○: I'm 〜、This is〜
これはシリコンバレーに限らず鉄板だと思う。何が違うのか日本人的にはわかりにくい面もあるがイメージするに「私の名前は○○です」も自己紹介する人はほぼいなくて、「○○と申します」と言う人が大半であることと似ているのだと思う。電話口ではThis isを使うみたい。

How are you? の返し

△: I'm fine.
○: Good
これも鉄板。一説によるとI'm fine.は×に近い。日本語で言うと「元気?」「大丈夫、大丈夫、気にしなくていいから」という感じのよう。挨拶に対する返答としては不適切。fineの使い道としては、ショッピング中の無用な接客に対して突きかえす時が使える。

maybe, maybe, maybe

maybeの連発はダサい。現地民は、probably, could be, を使っている。理由は不明。日本語でも「たぶん。たぶん。」とビジネスの機会で使うことは望ましくなくて、「おそらく」という表現にするので、それに似た表現かと思う。

〜したい

△: I want to
○: I'd like to
日本語で「俺は〜したいんだ。なぜなら〜したいからだ。だから〜させてくれ」といった自己主張満載の言葉を並べると聞き手は気分を害するだろう。とりあえずwould like toを使えば丁寧になるので、気持ちは伝わっていそう。とはいえそもそも主張ばかりするコミュニケーションは避けた方が良くて、聞き手の立場に立って会話がスムーズになることを意識した方が良いだろう。

I'm open to 〜

私はいつでもどんとこいと思ってまっせーというニュアンスの言葉。他にもI'm happy to
I'm glad to
も使える。please〜を連発してしまいがちだが、相手に丁寧に要求することよりも、こっちはいつでもウェルカムだぜ、というニュアンスの方が多用されてるみたい。

Thank you.

たぶん日本人が一番使う英語。会話の最中にこれしか言わないとキモがられる。本当に本当に感謝している時は, appreciated を使うとカッコいい。ありがとうにもレベルがあるのだ。Thank youは日本語の「すいません」に近い。


全体的に理論立てた説明ではなく、あくまでも体験談を元にしたものなので、人が変われば全然違うかもしれない。重要なのは、正しい英語と伝わる英語とは違うということ。英語も日本語と同じように繊細な部分を持ち合わせていることを肝に銘じたい。