「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んだ

自分で自分をしっかりコントロールできない人は金持ちになるのはあきらめたほうがいい。

自己抑制能力について触れている。 向上させるべき管理能力とは、

  1. キャッシュフローの管理
  2. 人の管理
  3. 自分の時間の管理

自分がやっていることがちゃんとわかっていれば、リスクを冒したとしてもそれはギャンブルではない。

投資への恐怖とは、その投資商品の利回りやリスクにあるのではなく、自分の理解の至らなさにあるということ。

失敗を避ける人は成功も避けている。

学校教育の失敗への考え方に対する意見を述べたあと、語られた言葉。失敗すること自体に問題があるのではなか、失敗から学ばないことに問題があるということ。

もし自分がその場にいて働かなければいけないのならば、それはビジネスとは言えない。自分の「仕事」だ。

社長になったからといって、ビジネスを持ったとは言えない。たんに職種が変わったに過ぎない。自分の資産を増やすことの意味を真剣に考えなければならない。

自分で返済をしなければならないような大きな借金はしない。経費を低く抑える。まず資産を作る。大きな家やいい車を買うのはそのあと。ラットレースに巻き込まれるのは賢明なやり方ではない。

支払いが自分から生じるか、他人から生じるか、キャッシュフローによって所有物の意味は大きく変わる。

この本を読んだほかのことはみんな忘れたとしても、絶対に忘れないでいてほしいことが一つある。それは、何かが足りないとか何かが必要だと感じたときには、まず、それを人に与えることだ。

ここは本書で一番好きな言葉。金持ちになるとは、強欲になることではない。

このことはお金、ほほえみ、愛情、友情などいろいろなことにあてはまる。「足りないものを与える」というのは、たいていの人は一番やりたがらない。だが、私の経験から言わせてもらうと、このやり方はいつも効果がある。

自分もそう思う。

お金を自分の頭に投資し、資産の獲得のしかたを学ぼうとする人は、自分の目標、未来の自分の姿として「金持ちになる道」を選んだ人だ。どの道を選択するかは、ほかのだれでもない、あなたが決める。毎日お金を使うたび、あなたはお金持ちになるか、中流階級をめざすか、貧乏のままで一生を終わるか、その選択をしているのだ。

できるかどうかを考えて思考停止してしまうのではなく、道を選択し、その道を歩む覚悟がまず必要だ。結果的に投資成績が上がるかどうかは全く別次元の話だ。

秋田県鹿角市の楽しみ方

首都圏から秋田県鹿角市にアクセスする場合は、まず盛岡まで移動する。大宮から東北新幹線で2時間程度で着く。

電車を乗り継いで行く場合は、盛岡から「いわて銀河鉄道」に乗り、好摩から花輪線(大館行)を経て、2時間程度で鹿角花輪に着く。運賃は2000円ほど。盛岡駅からバスで1時間程度で行くことも可能。


盛岡駅前の「盛桜閣」が美味しい。冷麺独特のコシと食べやすさが抜群。麺は少し太め、冷麺はスープを吸い切って伸びることがないので、最後まで食べやすい。辛さ普通はあまり辛くないので、気持ち少し辛めにオーダーすると良い。


盛岡駅から車で1時間ほど走ると、秋田県鹿角市に入る。鹿角市に入るとリンゴやももの園、田んぼが並ぶ。


湯の駅という施設がある。足湯、アンテナショップ、レストランが揃っている。


新鮮な鹿角牛は脂身が甘くて美味しい。田舎の百姓たちは、曲がったキュウリなど、市場に出荷できない食材を物々交換する風習があるらしい。


鹿角市から車を1時間程度走らせると、青森の主要観光地に行くことができる。

浅虫水族館」は鹿角市から車で1時間半ぐらい、青森の北側に水族館がある。イルカを間近で見ることができる。


浅虫水族館から車で30分、「回転寿司あすか」という店がある。青森山田高校近く。まぐろ3点盛りがうまい。


立佞武多の館

回転寿司から車で40分程度。迫力満点の本物の立佞武多が観れる。

お祭り当日は、この館から出陣するため、天井は50mぐらいある。


道の駅「あんとらぁ」はお土産の宝庫。


「生産性」を読んだ

伊賀泰代さんの著書「生産性」を読んだ。 「採用基準」に引き続き、身になる内容が散りばめられていた。


発売日: 2016/11/25
出版社: ダイヤモンド社
言語: 日本語
ASIN: B01N2JDNBI

生産性とは何か?

  • 生産性とはコストを下げることではない。インプットとアウトプットの比率である。
  • 変化の具合に応じて「インプルーブメント」と「イノベーション」に分けられる。
  • 日本はコスト削減に集中しすぎだ。

イノベーションとは何か

本書では「技術的イノベーション」「非技術的イノベーション」の2つについて言及されている。定義は提唱者によって様々だが、生産性を大きく向上させうる事柄、と考えれば確かに技術的かそうでないかに分類することができる。クリステンセンは、「革新的」「持続的」という表現をしている。また、技術的に優れていても市場に受け入れられないことも往々にしてあるため「市場創生」の部分に強くフォーカスする場合もある。

イノベーションを起こそう。エイエイオー!」ではイノベーションが生まれるはずもなく、行動までブレイクダウンして考えよ、と著者は綴っている。

なぜ生産性を向上させる必要があるのか?

米国との差が「リーダーシップ」「生産性」にあるから。

我が振り直すことに関心を向けてみると、ある製品の価格を上げることに集中してしまいがちだが、実はそれは生産性を上げることの方が本質であると気づく。つまり、アウトプットを大きくすることばかりに目を向けていたが、実はインプットを小さくすることでも目的は達成される。なぜなら、小さなインプットによって、別の製品にもリソースを割くことができるようになり、結果として自分の成果のアウトプットは大きくなるからだ。

生産性を向上させるために何をすべきか?

「徹夜して良い資料を作ったことを褒めるのではなく、次は徹夜せずに良い資料を作れるようにアドバイスする」など、生産性を上げるためのノウハウ、アドバイスについて言及があった。

セルフスクリーニング

あらかじめ企業のマイナスな点も含めて告知する。就職活動をする学生と採用担当者のミスマッチを防ぐことができる。採用にかけるコストを減らすことができる。

ブランク資料

資料の具体的な内容を作る前にアウトプットのイメージを作る。そうすることで、重要ではないが興味深い情報に食いつくことなく作業進められる。ブランク資料に入っていないが、重要な情報を入手した場合は、ブランク資料そのものを練り直す。

会議テクニック

  • 資料は会議で説明しない
  • 達成目標を明確にする
  • ポジションをとる練習をする
  • 意思決定のロジックを明確にする

また、会議で決めるべきことが決まらない要因の一つに、意思決定のロジックがある。ロジックがあっても情報が足りないから決断を先送りにすることは避けるべきで、情報が足りないのであればロジックについてのみ合意して、情報が揃い次第、次の行動に移ると良い。

「不確定な状況において決断する」ことを日頃から練習すると良い。 会議のみならず、テレビ、ニュースなどで、全ての判断材料が揃っていない段階での意思決定を練習することで、ビジネスの世界でも決断のスピード、質が上がる。その場で意思決定をしない習慣を打破することができる。


個人的見解による評価。

評価

  • 生活への寄与度:★★★
  • 可読性:★★★
  • 印象に残る度:★★
  • 面白味:★

自分の生産性を考える度に、思い出す著書だろう。生活においていくつか気をつけたいポイントがあった。再現性も高そうだ。平易に書かれたビジネス書であるからか、ワクワクするような面白味はなかったが、読みやすい本である。

ビジネスだけでなく、学校教育でも生産性を高める必要性が増すと思うが、学校教育の成果を上げることは評価手法的にも難しいものがあると容易に想像がつく。しかし、そもそもかける労力を少なくすることで生産性は向上したことになる。大それた教育の効果ばかりを追い求めるのではなく、より簡単に物事を進めるだけでいいんだ、と考えるといいのではないか。